8月1日(金)
2日目:木工ワークショップと烏來夜間探検
朝カーテンを開けると、天気は晴れ!
台北の緑が輝いています。
まず朝ごはん。マディソンホテルの朝食ビュッフェはバラエティに富み、とても美味。
オムレツやフレンチトーストなどは注文を受けてから作ってくれます。
みんな朝食を済ませているのに、まだ姿を見せない3人部屋のメンバー。
やっと来たと思ったら、、パジャマ姿で登場。
おしゃれなセットアップにも見えるから良しとしましょう。
8:30 綠樹林美術工作室へ出発。
徒歩20分くらいなので、みんなで歩いて向かいました。
午前中ということもあり、まだそんなに気温も上がっておらず、気持ちのいい陽気。
9:00 教室に到着
ドースクール通信で迎えてくれました。
みんなで自己紹介をしてからワークショップスタート。
今日作るのはオートマタを利用した木工作品。
「オートマタ(Automata)」とは、歯車やカム(回転する部品)、てこなどの仕組みを使って動くからくり装置のことです。
ゼンマイや電気を使わなくても、ハンドルを回すだけで人形や動物が動き出す。
まずはオートマタ作品の動画を鑑賞。
これは小亨利の美術大学に通う息子が作った作品。
一箇所ハンドルを回すだけで、上の人形がそれぞれ違った動きをします。
ライト付き!
みんな興味津々。
これと同じ考え方で、今日は一つのカムで作っていきます。
楕円形、三角形、二つの卵型、
これら3種類から好きなものを選びました。
選んだ形のカムとレバーを組み込み、回転や上下運動を生み出します。
まずは土台作り。
四角い枠を作ります。ボンドで固定し、釘を打ちこむ。
機械を使う時は先生たちがしっかりサポート。
台湾のみんなはこの教室で木工作品を作ることに慣れているので、
日本のメンバーにも教えてくれます。
枠ができたらメインのデザインに取り掛かります。
12:00 昼食です。
みんなんでお弁当を食べました。
鶏肉の台湾弁当。
台湾のお弁当ってとても魅力的。
初めは緊張していた子供たち同士、いつの間にか言葉など関係なく
とっても仲良くなっていました。
タピオカミルクティーを飲んで、さあ、午後は上の飾り部分の制作に取りかかります。
何の形にしよう?
まず紙に下描き。
この日のために特別に作っておいてくれた台湾オリジナルスケッチブック。
デザインが決まったら電動ノコギリで切り出します。
最後は色付けをして完成!
普段はドースクールでマインクラフトやデジタル技術を学んでいる子供たち、この日はのこぎりやヤスリを手に、
木の感触や香りを感じながらの作業に夢中になっていました。
切る、削る、組み立てる——手を動かしながら少しずつ形になっていく過程に、みんなの表情はどんどん真剣に。
完成した作品はどれも個性豊か。
「自分の手で作る」楽しさを存分に味わったワークショップでした。
この後、烏來へ夜間探検に出発します。
moreワークショップ終了後、夜間探検に行く準備をするため、
教室から一旦ホテルへ戻りました。
あいにく雨が降ってきてしまいました。
空は晴れているのに。
16:30 着替えをし、雨具を持ってバスに乗り再出発。
小型車で迎えに来るはずだったのに、結局豪華なバス。
烏來まで約1時間。
現地で台湾チームと落ち合う予定です。
窓から見える景色が台北の混沌とした街並みから、緑豊かな山道へと変わっていきます。
どんどん山奥へ・・
道幅もどんどん細くなっていきます。
バキバキバキバキ、なんだか雷のような音がする。
でもよく聞くと、雷ではない、バスに木々の枝が当たっている音。
この山道、先に進めるのでしょうか?
するとやはり現地の人に「この先こんな大型バスでは進めない!」と注意されてる。
当初の予定だと、大型バスでは烏來の山は道が細くて入っていけないから
小型車2台で行く手筈になっていました。
どこで手違いが起きたのか。
これ以上は進めない、というところでバスを降り、
小亨利たちに車2台で迎えにきてもらうことに。
バスは引き返せるのでしょうか・・
バックできるのか、、見ていて肝を冷やしましが、
なんとか無事、大通りまで戻れたようです。
台湾チームと合流すると、そこにはご馳走が用意されていました。
もち米に豚の血を混ぜて固めて蒸した米血糕、
滷味、割包、アスパラジュース、などなど台湾ならではの美食がずらり。
特に感動したのが揚げ魚。
みんなで釣った魚だそうです!
釣竿も自分たちの手作り。恐るべし小亨利木工室。
さらに驚いたのは、今しがたここで揚げたとのこと。
シンノスケくん、この魚を食べて感動!
骨まで美味しく食べられる!とおかわりしてました。
雨はなかなか止まず、本来なら森林に入っていきたいところですが、
道に沿って生き物を探します。
雨だとなかなか虫や動物が姿を現さず・・
そこは小亨利、どんな生き物も見逃さない目を持っています。
早速見つけたのはナナフシ。中国語では竹節虫。
次はカエル。
吸盤が発達しているアイフィンガーガエル(艾氏樹蛙)。
虫が怖いと言っていた子たちも、みんな率先して触りにいきます。
吸盤がとってもかわいい。
毒を持っているか否か、小亨利はなんでも知っています。
気がついたら雨は止んでいました。
夢中で生き物を探そうと目を凝らしていたため、濡れることなどどうでもよくなっていました。
大きすぎるカタツムリ、雨にぬれて光る蜘蛛の巣、吠えすぎる犬、
全てが特別に感じられた夜でした!
明日は宜蘭に出発です!
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【台湾サマーツアー2025】✴︎ 1日目
7月31日〜8月3日、DOHSCHOOLで3泊4日の台湾サマーツアーを開催しました。
台湾の美術教室との共同企画で、現地の子供たちと一緒にワークショップや自然を楽しむ夏休みスペシャルプログラムです。
一緒に企画をしたのは「小亨利木工室」と「綠樹林美術工作室」を運営しているシャオホンリー先生とヤオ先生。お二人は、私(ジャッキー)の13年来の友人です。
台北の中心地で30年近く教室を続けてこられた彼らの教育は本当に素晴らしく、かつての生徒が親となり、その子供がまた通ってくるという、すてきな循環が生まれています。
この魅力を言葉で伝えるのはなかなか難しい。
だからこそ、実際に体験してもらいたい、という思いから、このツアーを企画しました。
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7月31日
1日目:台北、自由行動
10:50 羽田空港を台湾に向け出発。総勢13人で向かいました。
13:00 台北松山空港に到着。
専用バスに乗りホテルへ。
ここ最近雨が続いていたようでしたが、着いた時は曇り。
蒸し暑さは日本と同じ。
マディソン台北ホテルは台北中心街にあり、教室にも歩いて行けるので便利。
チェックイン後は自由行動。
子供だけ参加のミツキくんとシンノスケくん、クッキー先生、私(ジャッキー)は一緒にお出かけです。
ミツキくんとシンノスケくんの希望は台湾の秋葉原こと「光華商場」へ行くこと、美味しいかき氷を食べること。
まずは光華商場へ向かいます。捷運(地下鉄)に乗って忠孝新生駅へ。
台湾の切符はコイン。
駅から5分ほど歩くと、辺りは電気製品店一色に。
シンノスケくんには、台湾電子機器ブランドASUS(エイスース)の商品、ラピッドトリガー搭載キーボードを探す、という明確な目的がありました。
ラピッドトリガーとは主にゲーミングキーボードに搭載される機能で、キーの押し込みと離しの動作をより高速・正確に検出する技術です。
普通のキーボードは「カチッ」と押して離す動作が必要ですが、
ラピッドトリガーキーボードは「押し込み始めた瞬間にON、ほんの少し浮かせた時点でOFF」となるため、まるでキーが指の動きにリアルタイムでついてくる感覚になるらしいです。
中国語では快速觸發と言うらしい。
商品をくまなくチェック、しっかり調べるシンノスケくん。
いろんな店を回りましたが、結局一番初めに行った店で見たキーボードがいいということで、その店に戻り、希望の商品を購入。
台湾のメーカーで日本では手に入らない、理想のキーボードをゲット。
喜ぶ様子を見て、店主がマウスパッドをおまけしてくれました!
二人が夢中で探し、触って、調べている姿を見ると、好きなものがあるって楽しいなとつくづく思いました。
私もまだ知らない台湾を味わわせてもらい、シンノスケくんには感謝です。
そこからかき氷店「冰讚」へ、タクシーで向かいました。
台湾には様々な種類のかき氷屋さんがありますが、昨年食べてとてもおいしかったのでそこをチョイス。
人気店なので20分ほど並びました。
みんなの目的はマンゴーかき氷。とても大きいので二人で一皿。
1皿200元(約1000円)
美味しい!!
マンゴーももちろん美味しいけど、氷がふわふわ、こんな氷食べたことない!と二人は大喜び。
夢中で食べました。一瞬で消えました。
19:00 捷運で士林夜市に向かうべく劍潭駅へ。
ここでなるや先生と、台湾の友人チチちゃんと合流。
食べ歩き、ゲームなどをたっぷり楽しみました。
ゲームセンターでミツキくんがうっかり両替機に1000元を入れ、大量の10元に埋もれてしまうドッキリ出来事がありましたが、
台湾の友人がお店の人に説明してくれ、ことなきを得ました。
海外ならではの楽しい思い出となるでしょう。
帰り道、ホテル近くのコンビニへ。
海外のコンビニは楽しい。味が想像できないお菓子、アイス、飲み物など
異国の生活が垣間見れ、ワクワクします。
台湾のコンビニには必ず茶葉蛋があります。
茶葉やしょうゆ、八角、シナモン、クローブ、五香粉などで煮ている殻付き玉子です。
そのため独特な香りが店内中に広がります。この香りを嗅がないと台湾に来たとは言えません。
シンノスケくん、ミツキくん、なるや先生は3人部屋。
トランプなどゲームを楽しんだようです。
二人とも「謝謝」とお礼を言い、お店の人ときちんとコミュニケーションをとっていました。
日本と違う街並み、匂い、味、言葉、文字・・色々なところから刺激を受けた一日だったのではないでしょうか。
明日、昼間は木工ワークショップ、夜は烏來へ夜間探検です。
まだまだ冒険は続きます!
おやすみなさい。
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