2023年MakeX世界大会レポート【大会1日目篇】
2023年12月16日こんにちは!成也先生です。
前回のブログに続き、大会1日目のレポートです!
この日は日本よりずっと寒いと聞いていましたが、日中は15℃ほどあり、とても暖かかったです。
上着がなくても過ごせるほどでした。
服装参考画像。
12月8日(金)大会1日目、快晴。
9時30分に会場到着。
会場は最近できた建物らしく、近代的な印象。
不思議な形。
持ち物検査が必要で、入り口には長蛇の列。
周りを見渡すと、みんな気合いの入った表情。
その場でロボットを調整している子もいました。
DOHSCHOOLチームも気合を入れていきます!!!
11:00 開会式スタート。
makeblock社 代表 Jasen Wang氏。
琴を使った演奏、ラッパー少年によるMakeXオリジナルソング、選手宣誓、など豪華絢爛な開会式。
個人的にラッパー少年に釘付けでした。何者なのか気になります。
次に選手入場です。
始まる前は全然緊張していないと言っていましたが、舞台上ではみんな恥ずかしそうにしていました。
何千人の前、緊張するのも当然です。これを経験したら大抵のことは平気そうですね!
約20の国と地域から2,000チーム、5,000人を超える選手が参加しました。
12時 開会式が終わると、選手はそれぞれのピッチルームに向かいます。
ピッチルームとはプログラムやロボットの調整をする場所です。練習フィールドもあり、1チームにつき10分間練習することができます。
日本で練習してた環境と変わるので、プログラムの調整は必須です。
10分で間に合うのでしょうか、ハラハラです。
チーム「ARAMASA」は、すぐに練習フィールドに行き、オートマチックコースで動作確認をしました。
なんだか浮かない表情、日本で出来ていたことがうまくいかないようです。
RGBライントレースセンサー(色を見分けるセンサー)は光の加減で調整が必要みたい。
正しく色を判別出来ず、ロボットが暴走してしまっていました。
何が起こるかわかりませんね。
一方、チーム「bamboo」も慌てた様子。
コントローラーの電池が切れてしまい、マニュアルコースが出来ないようです。
近くに電池が売っている場所がないか探しましたが、どこにもありません。
他のチームに貸してもらえないか、聞いてみることにしました。
試合までに間に合うのでしょうか、、、
試合の前に、簡単にルールと大会についての説明を受けます。
予選は4試合あり、その合計得点で決勝リーグに進むチームが決まります。
競技内容は、オートマチックコース(プログラム)、マニュアルコース(コントローラー)があり、4分でタスクをクリアしていきます。
タスクにはいくつか対戦相手と協力するものがあり、クリアするとどちらのチームにも得点が入ります。
なので、相手チームとどのように協力し合うか、事前打ち合わせが大切になってきます。
4試合の平均が500点あれば決勝リーグに進出できそうです。
日本の大会では出せていた点数なので、可能性は十分にあります!
初戦、チーム「ARAMASA」、「bamboo」ともに対戦相手は中国のチーム。
試合前の話し合いです。
言葉が通じず最初は困っていましたが、ジェスチャーや翻訳アプリを使ってうまくコミュニケーションをとっていました。
協力するタスクをどちらのチームがやるか、分担などを話し合ったようです。楽しそうに作戦会議していました。
いよいよ、予選一試合目スタートです!
チーム「bamboo」
1試合目は220点。
黄色キューブ、ボールを落とすタスク成功。
協力するタスクはできませんでした。相手チームとうまくコミュニケーションが取れなかったようです。
コントローラーの電池が間に合わず、マニュアルが出来なかったので点数が伸びませんでした。
チーム「ARAMASA」
1試合目は410点。
相手チームとの連携はうまく出来ていましたが、オートマチックコースの緑のボールやキューブを運ぶタスクがうまくいかず、高得点は出せませんでした。
環境の違いでロボットの動きにも影響が出るようです。
「bamboo」は1試合目終了後、すぐにフィールドを広げ練習を始めました。
親切な北京チームが電池を貸してくれたので、次の試合はマニュアルコースができます。
お礼に缶バッチをプレゼントしました!
ありがとう北京チーム!!
15時30分 2試合目スタート。
チーム「bamboo」は490点!
1試合目の反省を生かし、ジェスチャーを大きくして相手に意思を伝えました。
赤青キューブのタスクもクリアし、得点がアップしました。
やり切れてよかった!コミュニケーション大事!
チーム「ARAMASA」は570点!
出来ないところに固執せず、できるところでしっかり得点を取る作戦に変えました。
時間に限りがあるので、いい作戦です!この調子で平均点を上げていきましょう!
試合終了後は他のチームがどのようにロボットを作り、どんな動きのプログラミングを組んでいるのか、よく観察しました。
分析して、さらに得点を上げる作戦を考えましょう。
チーム「ARAMASA」&「bamboo」は決勝に残れるのでしょうか!?
次回のブログで、大会2日目についてレポートします。