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  • こんにちは!成也先生です。

    2023MakeX世界大会が、2023年12月8日(金)から10日(日)まで3日間に渡り開催されました。

    MakeXとは、アジアやヨーロッパなど約30カ国以上で実施されている世界最大級のロボットコンペティションです。

     

     

    10月に国内予選で優勝したDOHSCHOOLのチームが、日本代表として出場するため、中国・煙台へ行きました。

    煙台!?

    僕は初めての海外です。さらに聞いたこともない場所・・。

    不安で色々調べてみると、、、

    青島から少し北に位置する海沿いの都市でした。
    Googleマップを見ると、ビルが多く建ち並び近代的な印象。金沙ビーチが有名らしいです。

    その他

    ・支払いは現金か、wechat payというアプリを使った支払いが可能
    ・タクシーはDiDiというアプリを使う(Uberタクシーのようなアプリ)
    ・入国にはビザが必要

    などがわかりました。
    ビザは1ヶ月前に取りましたが、申請が大変でした。
    ビザセンターの方は人によって言うことが違うので、混乱します。
    僕はパスポートのコピーが3枚必要と言われましたが、最終的には1枚しか使いませんでした、、、、

    ・中国ビザセンターのホームページからダウンロードできる申請書
    ・パスポート(コピーも一枚)
    ・予約しているホテルと飛行機が確認できるもの

    これがあればビザが取得できます!

     

    DOHSCHOOLからは、チーム「ARAMASA」のカズマサ君&アラタ君、チーム「bamboo」のリサコちゃん&ヒナコちゃん、計4人の選手と3名の講師、保護者の方を含め総勢12名で参加しました。

     

    12月7日(木)、選手登録を行うため、煙台へ!
    煙台までは、煙台直行チームと青島から新幹線で向かう2チームに分かれて向かいました。
    僕は煙台直行チームの方に同行しました。

     

     

    午前8時40分 羽田空港でチェックイン。

    羽田空港チェックイン
    朝早くて眠そうなアラタ君。

    ここで早くもトラブルです!!!
    チェックインカウンターで、エクスペディアで取ったチケットの「性」と「名」が逆になっているため、チェックインできませんと言われてしまいました。
    もう焦りに焦りました。
    ですが、エクスペディアのアプリを見てみると正しく登録されています。

    どうやら、別の人が予約するとエラーで「性」と「名」が逆になってしまうことがあるらしい。
    僕も会社で予約してもらっていたので、このエラーが出たみたいです。

    もう一度カウンターに行き、この事を伝えると無事チェックインできました!
    よかった、一安心です。

    エクスペディアを使う際はご注意を!

     

     

    羽田空港
    チェックインを済ませ、上海行きの中国東方航空に搭乗。
    中国の飛行機だったので、機内から言葉が通じず異国でした。隣に座っていた中国人のおじさんと仲良くなろうと思い、「シンホイ」(中国の昔の挨拶)と声をかけてみましたが、苦笑いされて終わってしまいました。

    言葉が通じないのが悔しい!
    もっと中国語覚えておけばよかったです。

     

    機内食
    機内食です。憧れていた「Beef or fish?」と尋ねられ嬉しかったです。
    僕は「Beef」を選びました。
    巻き寿司やあんこが入ったパイなど日本ぽいものも入っていました。
    結構美味しかったです!

     

     

    11時15分 上海空港に30分遅れで到着。
    乗り換えの時間まで1時間しかありません。スタッフの人に連れられ、急いで荷物の検査や入国審査をしました。
    しかし、搭乗口に行くと「No fly」と言われたのです。
    仕方ない事ですが、申し訳なさが微塵もない態度で頭に来ました。

     

    別の便のチケットを渡され、8時間後に上海虹橋国際空港という別の空港から煙台へ行くことになりました。

    後々考えると、乗り換え1時間30分は元々現実味がない気がします。
    次からは余裕がある便に乗ろうと思いました。

    13時30分  7時間以上あるので、上海空港のカフェでひと休み。
    乗り換えで散々走らされたのでみんなヘトヘトでした。

    小籠包や蜂の巣ラーメンを食べていました。
    蜂の巣ラーメンは牛のホルモンが入ったラーメンです。
    ホルモンの形が蜂の巣に似ているからこの名前らしい。

    僕は苦手な見た目で食べませんでしたが、美味しいらしいですよ!
    アラタ君は今回2度目らしい。お気に入りみたい。

     

     

     


    15時上海虹橋国際空港行きのバスに乗車。
    バスのアナウンスで「アンチェンダイ」という言葉が何度も出てきたので、気になって調べてみると中国語で「シートベルト」の意味でした。
    何度も耳にするので、みんな完璧な発音になっていました。

     

     

    地図

    上海空港から上海虹橋国際空港は60キロくらい、予定では1時間でしたが、渋滞で2時間程かかりました。
    途中クラクションを何度も鳴らし煽っていて怖かったです。
    以前知人から中国はどんどん攻める文化だと聞いていましたが、ここまで攻めるとは、、、驚きでした。

     

     


    一方、カズマサ家、ジャッキー先生、クッキー先生は青島でご飯を食べているとの情報が。
    こちらは順調のようです!

     

     


    17時 上海虹橋国際空港到着。
    空いてたので、すぐにチェックインできました。

     

     


    搭乗までの間、夜ご飯を食べることにしました。
    上海虹橋国際空港は、とても大きくてレストランやカフェがたくさんありました。
    LAWSONもありましたよ!見慣れた看板になんだか安心しました。

     


    ラーメン好きの僕は米粉麺というお米から作られた麺が使われているラーメンを食べました。
    日本では食べたことのないツルツルとした麺と、スープがスパイシーでとても美味しかったです。

     

     

     

    19時30分 カズマサ君煙台到着。
    予定通りで羨ましい、、、、

     

     


    空港での時間はあっという間でした。
    20:05 煙台空港行きに搭乗。
    上海の夜景はとても綺麗でした。
    しかしヘトヘトでそれどころではなく、すぐに寝てしまいました。

     

     

    23時 煙台空港に到着しました!
    予定していた14:00から9時間遅れの到着でした。
    まだ目的地に着いただけですが、海外初心者の僕からしたら達成感がすごく、涙が出そうでした。

     

    空港からは宿泊場所であるマリオットホテルまでバスで向かいました。
    安全帯をしっかりつけ、いざ出発!!

     

    バスの中では、「信号が動いてる!」「看板が真っ赤に光っていて怖い」など日本とは違う景色にみんなウキウキしていました。

    知っていますか、全てそうなのかはわかりませんが中国の信号は動くんですよ!

     

     


    23:20 マリオットホテルに到着。
    チーム「ARAMASA」「bamboo」無事、選手登録できました。
    この日はもう遅かったので、MakeXのソウさんが用意してくれたケンタッキーを食べて、すぐに解散しました。

     

    さて、明日の大会はどうなるでしょうか。

    次回のブログに続きます。

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  • こんにちは!成也先生です。

    前回のブログに続き、大会1日目のレポートです!

    この日は日本よりずっと寒いと聞いていましたが、日中は15℃ほどあり、とても暖かかったです。
    上着がなくても過ごせるほどでした。


    服装参考画像。

     

     

    12月8日(金)大会1日目、快晴。

    9時30分に会場到着。


    会場は最近できた建物らしく、近代的な印象。
    不思議な形。

     


    持ち物検査が必要で、入り口には長蛇の列。
    周りを見渡すと、みんな気合いの入った表情。
    その場でロボットを調整している子もいました。

    DOHSCHOOLチームも気合を入れていきます!!!

     

     

     

    11:00 開会式スタート。

    makeblock社 代表 Jasen Wang氏。

     

     

    琴を使った演奏、ラッパー少年によるMakeXオリジナルソング、選手宣誓、など豪華絢爛な開会式。
    個人的にラッパー少年に釘付けでした。何者なのか気になります。

     

     

     

    次に選手入場です。

    始まる前は全然緊張していないと言っていましたが、舞台上ではみんな恥ずかしそうにしていました。
    何千人の前、緊張するのも当然です。これを経験したら大抵のことは平気そうですね!

     

     

    約20の国と地域から2,000チーム、5,000人を超える選手が参加しました。

     

     

    12時 開会式が終わると、選手はそれぞれのピッチルームに向かいます。


    ピッチルームとはプログラムやロボットの調整をする場所です。練習フィールドもあり、1チームにつき10分間練習することができます。

    日本で練習してた環境と変わるので、プログラムの調整は必須です。
    10分で間に合うのでしょうか、ハラハラです。

     

     


    チーム「ARAMASA」は、すぐに練習フィールドに行き、オートマチックコースで動作確認をしました。
    なんだか浮かない表情、日本で出来ていたことがうまくいかないようです。
    RGBライントレースセンサー(色を見分けるセンサー)は光の加減で調整が必要みたい。
    正しく色を判別出来ず、ロボットが暴走してしまっていました。

    何が起こるかわかりませんね。


    一方、チーム「bamboo」も慌てた様子。
    コントローラーの電池が切れてしまい、マニュアルコースが出来ないようです。
    近くに電池が売っている場所がないか探しましたが、どこにもありません。
    他のチームに貸してもらえないか、聞いてみることにしました。

    試合までに間に合うのでしょうか、、、

     

     

    試合の前に、簡単にルールと大会についての説明を受けます。
    予選は4試合あり、その合計得点で決勝リーグに進むチームが決まります。

    競技内容は、オートマチックコース(プログラム)、マニュアルコース(コントローラー)があり、4分でタスクをクリアしていきます。
    タスクにはいくつか対戦相手と協力するものがあり、クリアするとどちらのチームにも得点が入ります。
    なので、相手チームとどのように協力し合うか、事前打ち合わせが大切になってきます。

    4試合の平均が500点あれば決勝リーグに進出できそうです。
    日本の大会では出せていた点数なので、可能性は十分にあります!

     

    初戦、チーム「ARAMASA」、「bamboo」ともに対戦相手は中国のチーム。


    試合前の話し合いです。
    言葉が通じず最初は困っていましたが、ジェスチャーや翻訳アプリを使ってうまくコミュニケーションをとっていました。
    協力するタスクをどちらのチームがやるか、分担などを話し合ったようです。楽しそうに作戦会議していました。

     

     

    いよいよ、予選一試合目スタートです!

    チーム「bamboo」

    1試合目は220点。
    黄色キューブ、ボールを落とすタスク成功。
    協力するタスクはできませんでした。相手チームとうまくコミュニケーションが取れなかったようです。

    コントローラーの電池が間に合わず、マニュアルが出来なかったので点数が伸びませんでした。

     

     

    チーム「ARAMASA」

    1試合目は410点。
    相手チームとの連携はうまく出来ていましたが、オートマチックコースの緑のボールやキューブを運ぶタスクがうまくいかず、高得点は出せませんでした。

     

    環境の違いでロボットの動きにも影響が出るようです。

     

     


    「bamboo」は1試合目終了後、すぐにフィールドを広げ練習を始めました。
    親切な北京チームが電池を貸してくれたので、次の試合はマニュアルコースができます。

    お礼に缶バッチをプレゼントしました!
    ありがとう北京チーム!!

     

     

     

    15時30分 2試合目スタート。


    チーム「bamboo」は490点!
    1試合目の反省を生かし、ジェスチャーを大きくして相手に意思を伝えました。
    赤青キューブのタスクもクリアし、得点がアップしました。

    やり切れてよかった!コミュニケーション大事!

     

     


    チーム「ARAMASA」は570点!
    出来ないところに固執せず、できるところでしっかり得点を取る作戦に変えました。

    時間に限りがあるので、いい作戦です!この調子で平均点を上げていきましょう!

     

     

    試合終了後は他のチームがどのようにロボットを作り、どんな動きのプログラミングを組んでいるのか、よく観察しました。
    分析して、さらに得点を上げる作戦を考えましょう。

    チーム「ARAMASA」&「bamboo」は決勝に残れるのでしょうか!?
    次回のブログで、大会2日目についてレポートします。

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  • こんにちは!

    前回のブログに引き続き、MakeX世界大会のレポートです!

    (前回までのブログ)

    ①2023年MakeX世界大会レポート 【選手登録篇】


    ②2023年MakeX世界大会レポート 【大会1日目篇】

    12月8日(土)、大会2日目を迎えました。

    この日は9時30分から試合が始まります。
    朝が早く、選手達は少し疲れ気味。

    着いたらすぐに、ピッチルームで試合の準備です。
    会場の雰囲気にも慣れ、昨日より落ち着いた様子。

     

     

    時間通りに試合開始。

    チーム「bamboo」の3試合目は490点。
    プログラムが安定してきました。
    相手チームとの連携もあり、点数を維持できました。

     

    チーム「ARAMASA」の3試合目は420点。
    今回はアラタ君がマニュアルコースの操縦を担当しました。
    何度も練習を重ねてきたので、ボールを集めや、チームマーカー運びのタスクはかなり速くなっていました。
    しかし、ロボットのバッテリーがなくなってしまいボールを落とすことが出来ず仕舞い。

     

    試合が終わってから両チームすぐに練習再開。

    プログラムを修正。
    RGBライントレースセンサーがしっかり色判別できるか、それぞれのタスクで正しく動くか。
    最後の試合に向け入念にチェック。

     

    14時、4試合目。

    チーム「bamboo」の4試合目は440点。
    少し点数が下がってしまいました。
    黄色キューブを運ぶプログラムが上手くいかなかったようです。

    本番は何が起きるかわかりませんね、、、。

     

     


    チーム「ARAMASA」4試合目は660点。
    4試合中最高得点!
    最終調整を行なったプログラムがうまくいったようです。

    アラタ君はボールを入れるコツを掴み、ロスのない、いい動き!
    試合後、選手4人は日本代表としてMakeX公式プロモーションビデオの撮影に駆り出されました。

    開始30秒、40秒に映っています。
    かっこいいです。
    探してみてください!

    いつかDOHSCHOOLのプロモーションビデオも撮りたいです。”let’s go DOHSCHOOL!”

     

    17時、ついに結果発表。

    2チームとも残念ながら決勝トーナメントに進むことはできませんでした。

    環境の違いや、言葉の壁などもありましたが、
    他チームとの実力差、練習不足を痛感しました。

    結果はともあれ、今回の経験は決して無駄にはなりません。
    大会を通して、短期間での子供達4人の成長は目を見張るものでした。
    異文化に触れ、言語の違う人たちとコミュニケーションを取り、
    同じロボット競技で、それぞれ違うアプローチで大会に挑む。
    五感をフル活用した、とても貴重な時間となったことでしょう。

    みんなお疲れ様でした!

     

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  • こんにちは!なるや先生です。

    前回のブログに引き続き、MakeX世界大会のレポートです!
    今回は試合3日目と、会場に設置していた日本のブースについてです。

    (前回までのブログ)

    ①2023年MakeX世界大会レポート 【選手登録篇】


    ②2023年MakeX世界大会レポート 【大会1日目篇】


    ③2023年MakeX世界大会レポート 【大会2日目篇】

     

    会場には文化交流を目的として、各国ごとにブースが用意されています。
    選手にはあらかじめ「X」というチケットが配られており、会場内で通貨のように使用します。

     


    日本ブースは折り紙で折った鶴や兜、オリジナルの缶バッジを準備してきました。

     

    折り紙は日本の文化なんですよ!
    特に鶴は他の国では珍しいらしく、みんな欲しがっていました。

     


    日本ブースは終始大盛況。

    カズマサ君はさらに集客すべく、じゃんけんで勝ったら景品をあげるというゲーム要素を加えました。

     

    中国のじゃんけんは、チョキ「剪刀」、グー「石头」、パ-は紙ではなく「布(プ-)」。

     

    日本メンバー大人気。写真を撮りの行列ができたり、ファンができたりしていました。

    日本人は中国でモテるのでしょうか?

    言わせてもらいますが、僕もかなりモテました。10人くらいから連絡先聞かれたんですよ!
    中国に住んじゃおうかと思いました。

     

     


    アラタ君が取材を受けていました。
    「japanese hat」と言って、かぶっていた兜を紹介。
    なんだか英語力も上がった模様。

     

     

     


    持ってきたグッズがすぐなくなり、急遽みんなで折り紙をせっせと折りました。

    リサコちゃんが作っているのはミニ正十二面体!

     

    すごすぎます!僕には作れる気が全くしません、潰してしまいそう。

     

     

    2日間でXチケットが142枚も集まりました!

    Xチケットは人気の証です。
    その数が多ければ賞がもらえるのです。

    結果は表彰式で発表されます。期待大です。

     

     

     


    会場の入り口には、mBotやMakeXの競技の体験ブース、mBotを使った卓球や風船割りゲームなどのコーナーがありました。

    体験ブースでアイディアを得たカズマサ君。次のmBot大会で風船割りゲームでをやると意気揚々。
    ちゃんと自分ごととして会場を観察していることに感心しました!

     


    リサコちゃんは新しいレーザーカッターでbambooのロゴマークを彫刻。
    こんな薄く彫刻できるなんてすごい!

     

     


    ヒナコちゃんは他の国のブースで宇宙人の形をした蒸しパンをゲット。
    ものづくりフェスのキャラクターのバッキングに似ていて可愛い!

    それぞれのブースを見て回るだけでも楽しい!

     

     

     

     

     

    試合が全て終わったので、気持ちを切り替え、
    ブースで射的ゲームを始めることに。
    自分たちのロボットをあっさり解体し、射的用の銃に組み換えます。

     

     


    その場で作り変えるなんてすごい適応力。
    かずまさ君は「DOHSCHOOLでガトリング銃を作ったからこんなの朝飯前だよ」とのこと。
    MakeXのスタッフも、通る人みんな興味津々!

    子供たちの、その場で楽しむ力が素晴らしいと思いました。

     

     

    舞台では決勝戦が行われています。


     

    見事優勝したのは、タイのチームでした。

    タイチームの完璧な動き、完璧なプログラミングに、感動すら覚えました。

    良い勉強になりました。

     

     

    そしていよいよ、ブースの賞の発表です!

    なんと、、、、日本ブースは区域文化展示賞を受賞しました!!

    おめでとう!

     

     

    会場では2024年 Make Xの新競技のフィールドが発表されました。

    子供たちの目はすでに次に向かっています!

     

     

     

     

    3日間みんなよくがんばりました。

    僕は初めての海外で、もちろん世界大会を経験したのも初めてでした。
    色々な人と関わり、他国の文化に触れ刺激を受けました。

    来年も参加できるよう、みんなで頑張っていきます!
    最後までご覧いただきありがとうございました。

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